【“本当のコト”が知りたかった】
昨晩まで4日間ほど、原因不明のイラ立ちが続いていた。
なにしてんだろう。なんだったんだろう。
なんのために、なんでこんな事してんだろう。
と感じてしまうほどの状態になっていて、「なんだ、このさき俺は違う道にズレてくのか?」と、下降しているような際どさ、危機感、審判が下される?というような感覚があった。
だけどどうしょもなく、何もする気がしなくて気分がイラ立つ。
そんなふうに数日が過ぎていき、昨日、家族内で言い合いがおきた(息子対自分と妻)。
高校生の息子は、今の世の人に進学校と分類呼びされる学校に通っている。
先生の話すことやクラスメイトの考えていること、学校の雰囲気全体が「良い大学に行って、良い仕事に就き有能な社会人を目指す」というようになっており、その空間で人生の多くの時間を過ごすこととなる。
“魂が…”とか、“エネルギーが…”とか、“このさき世界は…”とか、親がそんな話をすると、素直で真っ直ぐで真面目で美しい息子に、迷いや不安が起こる。
だが、できる限り伝えるのだ、ということで真剣に互いの思いを聞き合うことに。
我が家は、このような話し合い聞き合いが事あるごとにおこるが、今回は僕が抜けて部屋へ移った後も長引いていて、リビングから聞こえてくる妻の泣きながら話す声と、息子の葛藤の叫び声を、いろいろな思いを巡らせながら聞いていた。
そして、しばらく時間が経ったあと、2人が僕のいる部屋へ入ってきた。
沈黙の後、息子がひとこと僕に聞いた。
「どうしてとうちゃんは、そんなに本を読むの?」
そのとき無意識的にこたえた僕の言葉は
「ずっと昔から、とうちゃんは“本当のコト”が知りたかったんだ。」
それからもしばらく話は続き、伝えあい、息子は大泣きしながら僕の生き方も理解してくれた。
なんて偉大な人なんだろうと、いつも思う。
おかげさまで、自分が何をしたいのか?を取り戻して明確になり、ここ数日のイラ立ちとモヤが、急に晴れた。
「そうだ。いつも俺は“本当のコト”を探し続けて生きてきた。これからも“本当のコト”を探究し続けるんだ。」
ーーーーー
1年ちょっと前、「“本当のコト”を言ってる」と感じる人と出逢えた。導いていただき、それから後も何人も“本当のコト”を言ってると感じる人に出逢えた。
みなさま、心からありがとうございます。
そして今、“本当のコト”と心から感じられる「こと」。
それをさらに包括して、「これまで信じてきたことは部分的だった」と気づく、そんな可能性だって、いつも秘めている。
だから“本当のコト”とひとつになる旅路は続くんだ。
後に息子に「さっき、どうして本を読むことへの質問が出てきたの?」と聞いてみたら「わからない」と。
天使の声を通してのお導き、本当にありがとうございました。
本当の真実がつかめるまで Carry on!(「スターダスト・キッズ/佐野元春」より)
@jidai_terase





